乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

 一迅社文庫アイリスで発売中の同名タイトルのコミカライズ。

なにこれ、めちゃくちゃ面白い。

 

コミカライズの担当は原作絵を担当するひだかなみさん。なので描かれる様子は原作をそのまま表現した感じになっているのかな?

たとえ違ったとしても、この作品。面白いです。面白かったです。笑わせてもらいました。

 

物語は、なろう小説でよくある転生もの。8歳のときの事故をきっかけに前世のことを思い出したカタリナは、自分が前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢の境遇とそっくりだと気付く。このままだと国外追放か死亡というバッドエンドしかない未来を回避するため、彼女の努力が始まった。

そんな破滅回避ラブコメディなのだが、これが面白い。

ドロップ!!もそうだが、女性向けのなろう小説はBADEND回避が多いのだろうか? しかもそのために努力をする。そこら辺、男性向けのなろう小説と違って非常に好感が持てる。前世の記憶もプレイしていたゲームの知識というのが程よいチートで面白さを損なわせていない。

カタリナの場合、新キャラ登場!→やべー!あれ乙女ゲームの攻略対象じゃー!→何とかしなきゃー!→無自覚にハーレム結成、というパターンでカタリナが鈍感でアホな子だからコメディして非常に面白い。

漫画を描いたことがほとんどないと作者はあとがきで書いているが、とてもそうとは思えないテンポのいいストーリー。主人公のキャラもいいので話がどんどん進んで気持ちがいい。このテンポの良さはコメディとして大事。

 

1巻では学園に入学するまで描かれており、次の巻ではついに乙女ゲームの主人公が登場するようなので非常に楽しみです。

不安なのは、原作3巻以降の主人公の鈍感さが酷いという感想がみられること。

コミカライズ1巻ではちょうどいいレベルだけど、これよりひどくなるのかな?

 

それでも、この本は間違いなく面白い。

男性向けなろう小説の物語とは違う物語をぜひ楽しんでください。おすすめです。