友人キャラは大変ですか?3巻

 

友人キャラは大変ですか? 3 (ガガガ文庫 た 7-3)

友人キャラは大変ですか? 3 (ガガガ文庫 た 7-3)

 

 この作品と「通常攻撃が~」の刊行スピードが同じなんですが。

メタ発言が多いけど、ノリと展開は面白い。

 

3巻はヒロイン勢の1人・蒼ヶ崎怜の結婚話が持ち上がって、それを破談にさせる物語。サブストーリーといえばサブストーリーだけど、第三部に繋がる大事な幕間といった感じの話でした。

この作品は主人公が助演キャラを目指すゆえに、視点がメタ的でこちらが思ったことを上回る勢いでフォローしていくのでそれが非常に心地よく、またラストの展開ではその主人公の思惑を超えて物語が展開し、収束していくのが面白い。

唯一この作品で個人的にどうかなーと思うのは、トウテツの存在。主人公と全く同じ外見とはいえ、ヒロインたちが主人公と勘違いする展開はあまり読んでいて面白い部分ではない。実は双子キャラで知らずに、と同じ展開なんでしょうけど。結構トウテツ君は主人公・小林一郎とキャラ造形が違うように感じるので、違和感とか感じようよ、とは思う。そこら辺、何かしら今後フォローが欲しいところ。

ヒロインが真面目な話をしているときに鼻くそほじくるようなキャラとして見られているの? 小林一郎は、と思う。そうなるとヒロインもだし、小林一郎の評価も下がるんですよねー。一応、同じ姿形をしているということで、メインの龍牙などは今後、間違えることはないだろうけど、次とかでフォローが欲しいところ。

 

で、今回のMVPは佐々木さんですね。いや、ほんと、佐々木さんと小林一郎の初遭遇のシーンは面白かった。小林一郎が一番輝いていましたね。ここのシーンは実に筆が乗っている感じがする。面白い。

次点は「城島ポジションだ」かな。うん、不意打ちの面白さがありました。

個人的には小林一郎が助演として輝けば輝くほどこの作品は面白いなぁ、と思います。主人公的な行動とか展開とかより、佐々木さんとのくだり的なお約束ネタをしっかりとこなす部分、そここそ小林一郎が輝く部分でした。

 

ギャグあり、お色気シーンあり、助演として輝くシーンあり、ストーリー的にも盛り上がりもありで面白かった。次回はエルミーラがメイン回らしい。登場キャラの掘り下げも今回でしっかり出来たし、次も楽しみです。