エクレアblanche

 

エクレア blanche あなたに響く百合アンソロジー

エクレア blanche あなたに響く百合アンソロジー

 

 電撃が贈る百合アンソロジー再び。

カボちゃさんの「もう夏は来ないけれど」が面白かったです。

 

この手の百合アンソロジーを読むと、どの話に自分が反応するかで趣味趣向がわかっていいですよね。それでジャンルとしての百合は結構色とりどりあるけれど、自分が好きな話は結構狭いというか、描かれることは少ないんだなぁと絶望してしまうのが流れです。

ええ、はい。単純に友達以上恋人未満な好きがある百合が好きなので、恋人以上を求める百合は範囲外なんですよね。中心ジャンルが恋人以上が多いので正直百合作品を手に取ってもジャストミートする機会は少ないです。

で、アンソロジーの本作だと、基本的には恋人以上を求める百合が大半でした。色々と趣向を凝らした話は面白いんですが、ジャストミートはなかったですね。

 

その中で「もう夏は来ないけれど」という話は、ページ数もあり、物語の展開や内容もしっかりしており、面白かったです。起承転結がしっかりしていて、周囲からの声や出来た姉の登場、そこから先輩が憧れていた相手が姉だったと判明するまでの谷の展開は畳みかけるような流れで、そこから花火大会までの流れとクライマックスへの移行もきれいで面白かった。

カボちゃさんの描く物語をもっと読んでみたいなぁ。

新人さんだというので、今後に期待です。