可愛ければ変態でも好きになってくれますか?2巻

可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 2 (MF文庫J)
- 作者: 花間燈,sune
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/05/25
- メディア: 文庫
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表紙のドM先輩がメインです。あと表紙をよく見ればパンツ持っている=パンツはいてない!
1巻が中途半端だったから2巻買いましたけど、うーん。
俺ツエーの小説は好きではないですが、それ以上に主人公がバカな小説は読んでいてイライラして好きではないですね。例外はバカとテストと召喚獣かな。
そしてこの小説の主人公はバカです。ラノベだからでしょうか。読んでいると、なんで妹は選択肢から自動的に外れるんですか? 妹という想定をとにかく考えないように作られていて、それがすごいイライラする。えーと、つまりそういうことなんでしょ? と読者は想像するんですけど、絶対に触れようとしないからイラっとする。
主人公をバカにして話を進展させずにさせているように見せかけているのが見えるので、読んでいて不毛に感じる。いや、もうこの小説、最初と最終巻だけ読んだらいいんじゃない、になる。そういう小説だ。
あとはただ変態というアブノーマルな趣味の女の子からのアプローチとかにドキドキしたり、エロスあったりでギャーギャー騒ぐだけ。
妹も含めてもっと推理して、物語を進めて、かと思ったらどんでん返しが生じたり、突発的に問題が起きたり、そういうサスペンス要素があるともっと楽しいと思うんですけどねー。
女の子を魅力的に描こうとすればするほど、パンツを置いたシンデレラの魅力が駄々下がりして、主人公がそこにこだわり続ける意味も薄れ、変態というだけで拒否反応を示す部分も共感できなくなっていく。
うーん、とまぁ、僕はここでリタイアで。
3巻で完結してくれるなら買うかも、かな。
魅力のない謎ほどつまらないミステリーはないですからね。