たとえとどかぬ糸だとしても

 

たとえとどかぬ糸だとしても1 (百合姫コミックス)

たとえとどかぬ糸だとしても1 (百合姫コミックス)

 

百合好きですが 百合姫コミックスは実はそんなに買っていません。

主人公のテンションが終始下向きなのがうーん。

 

妹が恋をしたのは兄の嫁でした、という面白い設定の作品。これの主人公が男だったらありきたりなわけですが、それを女にして描いた本作はなかなかに先が読めない。なので結構先の展開を楽しみながら読んでいった。ですが、先の読めなさに対して、終始主人公の女の子のテンションが下向きなので読んでいて楽しくはなかった。

シリアス作品なのでわかるんですが、もうちょっと浮き沈みの浮きを入れてほしいなぁ、と基本、兄の嫁の行動に驚いたり、動揺したりしてドキドキして落ち込むというパターンが多くて、喜ぶ、というのがないんですよね。だから読んでいても気持ちが晴れず、欝々としている。今一つ主人公のことが好きになれない。

逆に明るい調子で新婚生活を送る兄の嫁に対しては好感度は高い。兄は、謎。

物語はどうも主人公の過去に何かあるようなのですが、すでに十分なシリアスなのでここから落ちてもなーとも思わなくもない。2巻では仮初か、一時的とはいえ、主人公には幸福感を感じてもらいたいなぁ。

 

あと個人的に「兄の嫁と暮らしています」となんかかぶっちゃって、素直に楽しめませんでした。