のぼる小寺さん4巻

ボルダリングを描いた本作がまさかの完結。

もっと続くと思っていたのに残念です。

 

まさか4巻で完結してしまうとは。あんまり人気がなかったのか、それともコンペまで描いてボルタリングとして描くことを一通り描いてしまったからだろうか。

4巻は前半が進路について、後半がコンペですね。前半で驚いたのは、四条くんに彼女が出来たことですね。おのれ、四条くん。と思ってしまった。いや、小寺さんとくっつかなかったのを喜ぶべきなのか? いや、でも、うーん。

コンペでの四条くんはカッコよかったし、まぁいいか。髪を縛るとイケメンだな、彼は。

 

後半のコンペは、四条くん、益子さん、津田さん、ときて小寺さんと常に盛り上がり続けた展開でした。それぞれがそれぞれ異なるスタンスや考え方でトライしており、だからこそ面白い。スポーツの面白さを描いていると思う。

たいていのスポーツ漫画の場合、買った・負けた、が中心となるが、もちろん競技クライミングなので買った負けたは描かれているが、それ以上にスタンスの違い、個性の違いを本作は描いている。特殊な才能というわけではなく、それぞれに長所があり、短所があるのが描かれている。

何よりヒロインの小寺さんが全てにおいて不利な条件ながら「クライミングが好き」という気持ちでやっている。それが展開からも、絵からも、言葉からも伝わってくるのがいい。1巻の時点ではここまでよいスポーツ漫画になるとは思わなかった。

 

東京オリンピックではクライミングが正式競技となるので、そこまで続いてくれるのかなぁと思っていた。残念無念ではあるが、クライミングへの入門漫画としては非常に良い出来だと思う。

もっと続いてほしかった。