蒼竜の側用人2巻

1巻完結だと思ったら2巻が出ていて本屋で驚いた本作。

コミックス購入やSNSなどで感想を書くことは連載復活に繋がるらしいです。

 

1巻の感想ではすごいべた褒めをした本作。実際、面白かったし、少女漫画でありつつも少女漫画らしくない新しさも見せ、また全体としてのクオリティも高い作品でした。

そして、うちのブログは関係ないでしょうが、きっと多くのメイン読者の方が思ったのでしょう! 1巻が売れ、感想が増えたおかげで2巻が発売されました! 素晴らしい!

すみません、発売してすぐぐらいに見つけて、読んだのですが感想を書く暇がなく、ここまでのびのびになってしまいました。それでも、感想を残しておこうと思うくらい2巻もよかったです。

そんな第2巻。若干表紙と雑誌掲載時にカラーページだったと思わしきところのルクルの目がちょっと病んでいるように見えて怖いんですが(たぶん、目の下部分のせいかな?)、絵のクオリティはやはり高いです。

背景が白紙というコマがほぼないことからも作者の細かな作風が伝わってきます。

お話は第5話が、まぁ紹介的な話で、6と7話でルクルの村について描かれております。ルクルが村に凱旋したお話は良かったですねー。姉との比較、父親とのぎくしゃくとしたわだかまり、それらを乗り越えるための展開でユリウスの言葉が力となり、1巻までの経験が自信の裏付けとなり、乗り越える。丁寧で説得力があり、それでいて最後に村に残らない選択を選ぶ理由などとても優しくて気持ちのいいお話です。

また竜のユリウス君、今回人間の姿になれたの5ページだけです。すごいですよね。ヒーロー的存在のはずなのに、終始竜。なのに少女漫画として成り立っている。面白いですわー。

世界観や国の状態なども今回で説明され、さらに広がりが出てきました。

3巻までは続くようで、それ以降も続いてほしいので当ブログでは今後も応援していきたいと思います。

 

さて、2巻ではまた読切作品として『花のオセロ』という短編も収録されております。

うーんと、S系の生徒会長に翻弄される女主人公のお話ですね。昔は地味で、市松人形とあだ名をつけられていた主人公が高校デビューしたけど、中学時代を知る生徒会長から秘密ゆえに脅され、生徒会活動を手伝ったりして、最後に生徒会長の秘密が露わになって、というS系ヒーローものだと比較的よくあるお話かな?

お話自体はよく見かけるタイプですが、お話のテンポが良くて、抑えるべき点はしっかり抑え、非常に綺麗なまとまりを見せている。秘密がばれる対比もよく出来ている。

堅実な作品です。読切としての完成度の高さはさすがですねぇ。

 

3巻ではどういうお話が読めるか楽しみな本作。というか、この作者の作品だったらなんでも楽しめそう。