であいもん2巻

 

であいもん (2) (角川コミックス・エース)

であいもん (2) (角川コミックス・エース)

 

 京都×和菓子×家族、を描いた浅野りん先生の第2巻。

これは、女性だからこそ描ける話だと第8話を読んで思った。すげー面白い。

 

ミュージシャンを夢見て、実家の和菓子屋を飛び出した主人公・納野和。それから10年の月日が経った頃、和のもとに実家から1通の手紙と和菓子が届く。そこには父親が入院したと書かれており、和はそれが「実家へ戻り、入院した父に代わり稼業を継いで欲しい」というメッセージだと確信、急ぎ10年ぶりの実家へと戻る。しかし、実家へ戻った和を待っていたのは元気な姿の父親と、そんな父に後継ぎと呼ばれる少女・雪平一果であった。事態が飲み込めない和へ追い打ちをかけるように告げられたのは、親が失踪してしまった一果の父親代わりになって欲しいとのことで…。

 

 

が1巻のあらすじで、2巻は、

父親代わりを任されたものの、一果との微妙な距離感を詰めきれずにいる和のもとに、元カノが現れて事態はさらにややこしく…。「祇園祭」「五山送り火」など、夏の京都の風物詩が盛りだくさんの第2巻!

 なわけですが、京都×和菓子×家族、この3つの要素を全編完璧に取り扱っているすごい作品。どれか一つに偏るわけでもなく、3つともうまく共存し、伸ばしあっている。

1巻は比較的登場人物紹介というところであったが、2巻ではそれも落ち着き、登場人物の掘り下げやお話の展開などに軸が移り、面白くなってきた。

特に第8話。一果と和に恋する女学生・美弦と元カノの佳乃子の3人が京都の町をぶらりと歩きながら、和菓子とか食べたりする、三人の友情を深める話です。ええ、それはもう、めちゃくちゃ面白い回です。この話だけは男性作家では描けないんじゃないでしょうか。女性作家だからこそ描ける女性間の友情?みたいなのが描かれていて、凄いです。

一果と和の仲も2巻になって進展し、家族物としてもほっこりと出来て良いです。

そして最後に次回へと気になる引き! ただ、この展開の速さだと春夏秋冬やり終えたら終わってしまいそうで怖いんですけど。

 

第8話。なにはともあれ、第8話が素晴らしい第2巻でした。