通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?2巻

 

 本作のヒロインこと大好真々子が応援メッセージをくれるということで話題の本作。

1巻よりはよくはなったけど、まだ生かし切れていない。

 

ヒロインが母親というアイディアが光る本作。

どうやら、今後は新しい親子と出会って、その親子の問題を解決していきつつ、主人公も成長するという流れみたいだ。で、前回が王道ファンタジーで、今回が学園ファンタジー、次が経営ファンタジーの予定らしい。作者自らけっこうな枷を嵌めた気がしないでもないが、読者としてはどこまでやり続けられるのか見ものである。

それで2巻の出来だ。1巻に比べて真人の成長はあったものの、逆にワイズやポータの扱い方がパターン化してしまったのは残念。なんだろうなぁ。二巻までくればある程度キャラの魅力というものが出てくるはずなのだが、この作品に限って言えばいまだなりを潜めている。キャラの動きがパターン化しやすいからだと思う。もうちょっとバリエーションと幅の広さが欲しい。それは新キャラも同様である。優等生キャラだけど、実は母親からの圧の結果、ダークサイドに落ちているという設定。うーん、ありきたり。見せ方も安直だし、完全にダークサイドに落ちたときの描写も獣化とか残念。またダークサイドに落ちる要因の母親がいなくなったけど次の巻でどう生かすつもりだろう?

たぶん、この作品の問題はキャラの魅力を引き出し切れていないところじゃないかな。

主人公の真人が成長して、1巻のようなことの繰り返しにならなかったのはよかったので、キャラの魅力向上は今後に期待かな。とりあえず、キャラの反応パターンで同じのを繰り返すのはやめよう。

 

あと最後のオチだけはよかった。他のコメディ要素は終始寒い。予想できるギャグで笑わせられるのは新喜劇だけだ。1巻で良かったRPGのお約束行事に母親が加わってカオスになるイベントが今回はなく、ただの学園お約束だったのは残念。次はギルドらしいので、次に期待かなぁ。良くも悪くもこの作者は真面目なんだろうなぁと。

お色気イベントは基本お母さんメインです。ラッキースケベイベントが起こるたびにお母さんが活躍します。ある意味凄い。ラッキースケベ、お風呂場、コスプレ、触手、ふーふー、とかいっぱい。

 

アイディアはいいし、富士見ファンタジア文庫も押しているみたいなので今後も頑張ってもらいたいところ。アニメ向きではあるかな?