ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり

ホーンテッド・キャンパスも11巻。シリーズ累計100万部とホラー小説のシリーズものでここまで続いた作品て他に何があるんでしょうね。

そんな第11巻も凄く面白かったです。

 

表紙のこよみちゃんが非常に奇麗なわけですが、森司くんの妄想ですかね。

初デートを済ませて本編ではなんだか森司くんは妄想を増してしまっている気がしますが、でも脳内計画を実行へ移すために行動しようとするのは良い変化です。今回も、こよみちゃんとどうやって話していたかわからなくなって逃げだすとかヘタレ具合ここに極まれりな行動をしますが、最終的にはちょっと男を見せましたね。

 

そういえば、第10巻の帯「森司のくせになまいきだ」が作者のツイッターによると評判良かったらしいです。うーん、前回の感想で「わかってねー」と言っていた身としては意外。案外、世間は森司くんに対して厳しいのかな。

と思ったのですが、11巻を読んで「森司のくせになまいきだ」は森司くんが住むアパートの先輩ポジションからの意見なんだと納得しました。

個人的には森司くん応援派・オカ研ポジションなので、プロローグでヘタレ全開の森司くんを見ると「お前なぁ」と呆れてしまいますし、告白云々で森司くんとこよみちゃんの意見に「君たちねぇ」とホント藍さんや鈴木くんと同じ哀れなものを見る目になりました。この作品ほど二人を応援する気持ちになる作品はないですね。

今回のオカ研メンバーは森司くんに対して優しかったですね。ヘタレ具合を発揮している彼に対して、藍さんはもっとガツンと言うものかと僕も予想していましたから居酒屋でのやり取りは結構意外でしたね。

そして今回急ブレーキと帯にはありますが、大きな進展は確かになかったかな。進展しそうな空気はあったが、周囲に邪魔されたり、森司くんが場所を考えずに行動しちゃったりして不発に終わっていました。

でも、周囲が目を見張るような早足で歩くこよみちゃんが、リハビリと称して、森司くんと一緒にその場を四周も回る、もう身もだえものの甘酸っぱさとか、森司くんの高校時代の写真を「永久保存版」とか言って自慢するこよみちゃんとか、可愛いすぎるというか、これまで隠されてきたこよみちゃん側が漏れてきている巻でもありました。

12巻へと繋がる伏線も張られていましたし、今後二人の仲がどうなるのか、ますます気になりますし、応援したくなります。

 

もう一つの軸であるホラーに関しては、最後に森司くんがまとめているので、それに尽きるかな。第1話ではエクソシストポルターガイスト、その原因についてでエクソシストからキリスト教で宗教の話かと思えば、原因はもっと生々しくて、根源的な原因に至るまでの転換が面白かったです。第2話ではこれまでにない2つの依頼を同時にこなすお話で、一方が胸糞話でもう一方が家族の話。第3話は比較と行き違いのお話。大事なことははっきりと相手に示さないといけない、というのが全編通して伝わってきて、最後の森司くんへと繋がります。

今回は次回へ繋がりそうな伏線が張られており、次がどうなるのか気になりますね。

 

最後に、作者のツイートで

 ってあったので、ちょっと読み返しもしております。