タイムスリップオタガール

 

  

アラサー腐女子がタイムスリップをして絶望する話。

リライフや異世界転生ものを読むと思っていた現実が描かれています。

 

異世界転生やタイムスリップによる転生・リライフなどを読むと思うんですよ。主人公たち、よくそれまで集めていたグッズや来週でる新刊・アニメとか諦められるなぁ、と。諦めてはないかもしれませんが、まるでそれらを忘れたかのように描かれているので、すごいなぁと思っていたわけです。

ですが、この作品の主人公は違います。オタク活動に全てをささげ、タイムスリップするたびに考えることはオタク的な問題だけ。現実的な問題とかあまり考えません。いかに同人誌を買うか、後半はそればかり悩んでいます。

主人公・はとこの性格や考え方がかなり尖っており、共感できるかどうかはあやしいところ。もうちょっとマイルドでもよかったんじゃないかなぁと、オタクの僕が引くくらい濃いオタクです。また考え方が色々とおかしい。

またあまり頭がよくないので、それは作中でもテストの赤点で表現されていますが、ちょっとイライラするかも。セリフや文字が多いのもオタクらしいといえばオタクらしいのですが、人を選ぶレベルに達している。

 

ともかく、オタクのタイムスリップものとしては凄い完成度。ここまでオタクをオタクらしく描いた作品はなかなかない。それゆえに人を選ぶのは、オタクは自分とは違うオタクを受け入れられない、そんな性があるからでしょう。

今、30代のオタクは1996年代のあるあるネタに懐かしい気持ちになると思うので、一読してみてはいかがでしょうか。

主人公を許容できるかどうか、それ次第だと思います。