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かりん歩

 高杉さん家のおべんとう、の柳原望の最新作。

まさか、高杉さん家のおべんとう、のキャラクターが登場するとは思わなかったので驚きました。

 

キャラクターや舞台を変えて、やっていることはやっぱり地理学。でもそれがいい。

就職活動で迷った末に、内定をもらった企業を蹴って、祖父が営業していた喫茶店を継いだ主人公のお話。あらすじには「人生散歩の達人」のたまり場、とか描かれていますが、基本的に物語に絡んでくるのは、高杉さん家のおべんとう、のキャラクターたち。そこから地理学的な散歩、を描いています。

高杉さん家のおべんとう、とはまた違った地理学要素で面白いです。舞台が喫茶店で中心地が動かしにくい中で、今後どうするか、非常に興味深いです。何しろ1巻の時点で店舗周辺の散歩をしております。自分としてはこれ以外に「散歩」と呼ばれて思い浮かぶものがない。二巻以降で、想像を超えた散歩が描かれるかと思うと期待値が上がります。

今回は「原風景地図」「店舗地図」「周辺散歩」が描かれています。なんだか小学生の夏休みの自由研究みたいでもあり、地理学という立派な授業であったり、不思議な内容です。こういうのを読むと、小学生や中学生がやるといいんだろうなぁと思うんです。が、当の本人たちは面白さを理解できないかもなぁとも思うわけで、この漫画を読んだ大人の読者がうまく教えられたらとも思います。

高杉さん家のおべんとう、のキャラクターはゲスト出演くらいかと思ったらかなりガッツリ絡んできます。むしろ、未熟な主人公を導いていく文字通りの先生役として。

 

高杉さん家のおべんとう、が好きだった人にはおススメ。

主人公の妹が久留里に負けず劣らず、可愛いです。