おねだりしてみて

「ふたりべや」の雪子が描いた百合短編集。

ふたりべやでは終始いちゃラブしている百合ですが、本作は別の百合が堪能できます。

 

ふたりべや特別篇を含めて、7作品。個人的には表題作の「おねだりしてみて」と「はちみつ日和」が好きですね。特に「はちみつ日和」はナチュラルに一緒になっているゆるーい百合がほんわかしてよかったです。

「おねだりしてみて」はふたりべやしか読んでいなかった僕には結構ビックリな作品で、こういうSとMな作品がかけるのか、というのと艶っぽい表現が良い。ラストの「私…このまま……?」という台詞も、これで終わり!? という驚きと、この二人の続きが読みたい! という気持ちを高ぶらせた終わりでした。

次の「魔法少女が~」は雪子らしい可愛らしい百合。あっ、知っている作風だ、とちょっと安心しました。

「No.105」は珍しいSFなのですがやっていることはツンデレ百合です。いちゃいちゃしやがって。

「筍と~」は余韻を楽しむというか、色々とあるものを想像して楽しむ作品ですね。

「泣きたい人は~」は作品集の中でも尖った作品。傾向的に「おねだりしてみて」と近いもののそれよりも病んでいる。

「ふたりべや」の特別篇は本編よりも百合描写が濃かったのと部屋が散らかっていたのが気になったかな。あれ? 部屋キレイにしている設定じゃなかったかなぁ、と。そこら辺が同人誌の頃と連載で変わった点なんでしょうね。でも、どちらも百合としては極上のもので、大好物です。

 

色々なタイプの百合作品集でしたが、根元の部分では雪子先生の作品だなぁと思うところがありました。

できれば、また別の百合作品集を読んでみたいです。