文芸カドカワ10月号

 

 米澤穂信先生の古典部シリーズ最新作が掲載されております。

9月が奉太郎とえるの話なら、今回は里志と摩耶花の話でした。

 

今回はネタバレ込みです。

今回の話はふたりの距離の概算でちょろっと出ていた摩耶花が漫研をやめる話ですね。ふたりの距離の概算を読んだときは、進級するまで所属していたんだぁと思ったものですが、今回の話を米澤穂信先生はふたりの距離の概算の頃からおぼろげでも考えていたんだろうか。

奉太郎が探偵役として出てこないけれど、彼氏としてがんばる里志が見れたのは良かったな。奉太郎は奉太郎で「走れメロス」の読書感想文が面白かった。学生時代に勉強した内容だからどういう風に教わったのかおぼろげなんですけど、言われてみれば確かにそうだなぁと。

そして面倒くさい人間関係と今すべきことに関しては、思い当たる節がある人は多いんじゃないでしょうか。そして摩耶花が選んだ道は同じ道を選べた人、選べなかった人、それぞれで感想が変わるに違いない。

個人的にはふたりの距離の概算で、ああやめたかぁ、だよなぁ、くらいに思っていたので今回の話を読んでかなりすっきりしたし、もう一度ふたりの距離の概算を読みたいなぁと思った。

 

今年発売されるという古典部シリーズの新作単行本にはここまで収録されるのかな。これが収録されるかどうかはツイッターでも言及されてないんですよね。9月号に収録されている「箱の中の欠落」は収録されるみたいですけど。単行本発売まであと2か月程度なので、早く読みたい人は読むといいし、単行本を待つ、という人は待ってもいいと思います。

電子書籍なので品切れの心配をしなくていいのはいいですね。野性時代は買わないと売り切れで手に入らなくなっちゃいますからねー。