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劇場版アイカツスターズ! 感想

 

アニメ『劇場版 アイカツスターズ!』ボーカルシングル

アニメ『劇場版 アイカツスターズ!』ボーカルシングル

 

 劇場版アイカツスターズ!を観てきたので、ネタバレ込みで感想を書きます。

ただただ素晴らしかった、それに尽きるのですが。

後先に言っておくと、「劇場版アイカツスターズ!」はネタバレしていても楽しめますが「アイカツ!~ねらわれた魔法のアイカツ!カ―ド~」はネタバレすると面白さが半減してしまうのでご注意ください。

 

今回の劇場版は「劇場版アイカツスターズ!アイカツ!~ねらわれた魔法のアイカツ!カ―ド~」の同時上映です。上映の順番はアイカツ!が先で、アイカツスターズ!が後になります。時間はアイカツ!が30分くらい? アイカツスターズ!が60分くらいです。

合計90分ほどですが、前半のアイカツ!がひたすら笑える映画だったので、すごく短く感じました。アイカツスターズ!も真面目に良い話だったので、最後まで楽しめました。

 

まずはアイカツ!~ねらわれた魔法のアイカツ!カ―ド~」について

端的に言えば、TVアニメ放映時にやっていたドラマ回です。ストーリーがぶっ飛びまくっていて、混とんとしていて、もう笑いしか出てこない、そんなお話です。

そもそもタイトルの時点で真面目なストーリーをする気がないのがわかりますが、それでもここまではじけた内容をやるか、と驚きと笑いでいっぱいになりました。

総勢25名のライブシーンも素晴らしいですが、ドラマパートで主要アイドルをほぼ全員を出してきたのが素晴らしい。特にノエルと西園寺つばき、三ノ輪ひかりの三名が出てきた時は驚いたし、感動した。ただ登場するだけでなく、ノエルがドリアカ四名の台詞に羨ましがったり、ひかりがお決まりの「まぶしっ!」を言ったり、きっちりと抑えるべきところを抑えている。この満足感はアイカツ!テレビシリーズを見てきた人間だけがわかるものだ。

そして冒頭からこの話ははじけていて、学園長の下から魔法のアイカツカードが出るなんて、フルスロットルすぎる。あかん、それはあかんって。

そこから各スタジオを回って、撮影をするアイドルたちと遭遇していくという展開。その怒涛の展開にポカーンとなるか、爆笑するかは見る人次第だろう。僕は終始笑っていた。僕が予測していた脳内ストーリーとのかい離が激しすぎて、ただ見ているだけで面白かった。

もうね、今回の映画で出た各キャラの姿をフォトカツで出してほしいくらいだ。

個人的に特に受けたのは、ドリアカの登場場面からかえで、ひかりまでの一連の流れ。あとニュータイプとして覚醒したあかりちゃん。おいー! その描写をサンライズ系列の会社がやっちゃうかー! と爆笑してしまった。そのパロディは映画を見に来ている幼女や母親勢にはわかりませんよ、と。父親勢などはわかるでしょうが。

最後はライブパート。25人のライブは圧巻の一言だが、最初の方はノエルやひかり、といったこれまでCGを用意されていないキャラも登場するのか、と探してしまって、最初の方を逃し気味になってしまった。残念ながら、ノエルやひかりはライブパートでは登場していない。さすがに映画だけのために新規で作ることはしなかった模様。

残念な点もあったが、それでも25人、その各立ち位置からの各組み合わせが素晴らしい。単純なユニット組ではない、組合せに感動する。

本当に幸せな時間の、その集大成にふさわしい舞台であった。

終わってしまったテレビシリーズの劇場版として、純粋に楽しめる内容だったし、同時にまた見てみたい、とも思わせる内容だった。やっぱり、いちごちゃんやあかりちゃんたちの輝く姿は何度でも見たい、と思った。

いい作品です。

 

続いて、「劇場版アイカツスターズ!

ちょっと前半の笑いのオンパレードとの緩急が激しいくらい真面目なストーリー。ゆめとローラがケンカをするという事態をどうやって引き起こすのかなぁと思いましたが、学園長ですか。一番無難なところ、ですね。

ケンカをして、周囲のおかげで互いに自分の本当の気持ちに気づき、お互いの気持ちを打ち明けあう。その過程もシリアスになりすぎず、かといって軽くもなりすぎず、絶妙なラインでした。

告白シーンでキスするんじゃないかとドキドキしたわ。いや、もう、なにこれ、というくらいに濃密な告白シーンであり、表現ですよ。このシーンを見ただけで一気にアイカツスターズが好きになってしまったね。アイカツ!第一期最終回に匹敵するレベルの名シーンですよ。百合好きな人は必ず見た方がいい。すごくいいよ。

映画を見てから、劇場版のシングルを見ると感動がよみがえってきます。このシングルの絵だけで伝わってくるものがあると思います。アイカツ!が好きで、アイカツスターズ!がそれほど好きではない人こそ、この映画はしっかり最初から最後まで見るべき。アイカツ!では描けない、アイカツスターズ!だからこそ描けるアイドル活動が見られるはず。

そこらの百合作品を軽く蹴散らすだけの力を秘めた映画。全体の流れだけを観ればチープ(よくある展開)に思えるかもしれませんが、その過程を描く演出が素晴らしいのでこれを観ずに百合好きを語るなかれ、それくらい良い物語です。

 

前半は笑いあり、感動ありのアイカツ!らしいお話。

後半はシリアスあり、感動ありのアイカツスターズ!らしいお話。

アイカツという作品が好きな人、軽く興味を持った人は見てみてほしい。

たぶん、前半で「なにこれ?」と度肝を抜かれて、後半で「尊い…」と百合の素晴らしさに目覚めるはず。

あー、いい映画見た。