小百合さんの妹は天使

 

 姉妹百合漫画の最終巻。

最後の展開は想定内とはいえ、前半の草薙さん編は狂い百合として素晴らしかった。

 

草薙さんが本性を現すシーンと美琴が本気で怒っているシーンは全体的に狂った感じが出ていて、大変素晴らしいと思った。これまでも美琴の重すぎる愛情が表現されたシーンがありましたが、今回の草薙さんに怒っているシーンは他よりも狂気の面が出たかと思ったら、その直後に急転直下の宣言で、緩急激しいなっ!と。

後半の天使であることへの説明兼物語の終息に関しては、想定の範囲内でしたね。美琴が死亡していなかったのが救いです。天使という表現上、亡くなっていてもおかしくなかったですから、優しい物語の展開でほっとしました。

ただ、美琴が「処女」とか「セックス」とか、そういう攻め攻めな理由にしては過去回想が少し印象弱めなのは残念。むしろ、クリーンな印象しか抱かなかった。

 

姉妹百合として、優しい終わり方をしたので、悲劇が嫌いな百合好きな人にも安心しておススメ出来る一冊として収まりました。

途中に挟まれる話のぶっ飛び具合はそれはそれで、面白かったです。