読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

樫乃木美大の奇妙な住人

ライト文芸

 

 キャラクター小説大賞受賞作。第1位らしいです。

うーん、確かに青春小説としてはいいんだけど、キャラクター小説としては期待外れかな。

 

ラノベ文芸としては定番の構成。主人公の永原あざみが少しずつ成長している点はよく描けているが、登場人物の個性や作品の尖った部分が不足している。そこそこいい味出してるんだけど、一味足りない料理な感じ。

全体的に地味、なんですよね。登場人物同士の掛け合いが面白いとか、好感が持てるとか、そういうのがほとんどない。ごくごく普通の小説で、クオリティは高いんだけど、キャラクター小説・ラノベ文芸に求めている部分が足りていない。

たぶん、お互いの掛け合いが足りていないんだと思う。序章としての位置づけなのかもしれませんが、徐々に仲間が揃っていく、という形だとキャラクター小説だと厳しいのかもしれませんね。ヒロインとヒーローの二人、とかならいいんでしょうけど、本作は4人にしているので、今一つぼやけちゃっている。

次が夏ごろに出る予定らしいので、そこで四人が中心となって会話が生まれ、問題にあたって解決するという形が出来ていれば深まるのかなぁ。

 

1巻だけだと、没個性すぎて、評価のしようがない、というのが本作の感想です。