魔女殺しの英雄と裏切りの勇者

 

勇者が失恋をする物語、は新しいのではないでしょうか?

少女小説から引っ張ってきた作者の物語は確かに既存の勇者ものとは違う物語でした。

 

物語は魔物を生み出す魔女と勇者の話です。主人公・ルカの師は勇者に選ばれ、魔女を倒しに行ったはずが、魔女側に寝返ってしまった。いったい、師に何があったのか、勇者養成学校に通うルカはその真意を知るため、勇者を目指す、というのがざっくりとした内容です。

全体的に暗い。 先が読める展開と後半までカタルシスがないのも残念なところ。ただ、ヒロインが失恋をする物語としては面白い、というか新しい。こういう物語は男性向けライトノベルを書いている作者には書けない話。

女性向けをライトノベルを書いていた作者だからこそだと思います。

 

色々と設定がよくわからない点などもありますが、そこら辺さらっと流して、人間関係にだけ特化して読んでおけばよいかと。舞台設定は飾です。

既存の勇者の物語に飽きている人が読めば、楽しめると思います。

 

勇者でも失恋する、というのはやっぱり新しいですねぇ。