ハイカラ工房来客簿 (2)

 

 2巻が出るとは思わなかったので驚きました。

3巻が出るかどうかは、売上次第なのかな。

 

革職人と人情話がメインの本作。思っていたよりも、楽しめなかったかな。

ネタバレになりますけど、本作の途中からヒロインが咳をする描写が入るんですよね。大正時代で、咳、ときたら、まぁ予想がつきますよね。そのせいでまさかまさかと思いながら読んでいたので、最終話までのお話が上滑りすること。

しかも、途中の話で結核の話をするものだから、ああ、これはもう確定かぁと。

あとはもうヒロイン死亡か、現代に戻るかの二択なわけですよ。

どっちにしろ、冷めてしまいましたね。そこからもう一捻りぐらいあると面白かったのですが。

 

また、主人公の恋愛に対する鈍感具合がちょっと酷い。ヒロインのことを美人と描写するのなら、もうちょっとさ。あからさまなアプローチを受けながら、徹底して気づかない描写は読んでいてイライラする。しかもヒロイン、結核かよ、と読者は予想しているわけで、よけいにヒロインが不憫でならない。

もし三巻が出るなら主人公の鈍感具合に関する言い訳を書いてほしいところ。そうでないと主人公の好感度ダダ下がりですよ。

 

悲劇のヒロインと鈍感主人公という組み合わせは最悪なんだなぁと思った本作でした。