青と黒の境界線

青と黒の境界線 (電撃文庫)

青と黒の境界線 (電撃文庫)

ボーイ・ミーツ・ガールといえば、TRFの曲を思い出してしまいます。
ボーイ・ミーツ・ガールで何かが起こるという伝説を信じて出会ったのに、何も起こらない、という展開は意外性があるがそのまま終わらせたのはNGだろう。
 
さてさて、設定は古さと新しさを混合させたものだし、ボーイ・ミーツ・ガールをさせながら、何も起こらないというのは斬新だ。
だがそのまま終わらせてしまったのはダメだ。意外性で興味を引かせたくせに、結末が俺たちの冒険はこれからだ、では読者は納得しない。
作中で「出会っただけで世界が変わると思っているわけ?」と作中の人物に言わせているけど、じゃぁ正解はなんなんだよ? と読者は思うわけで、その模範解答を用意しなかったのはダメだ。出会ってダメ、触れ合ってもダメ、なら子作りしかないんじゃねぇの、と下種な考えが出るんですが。
むしろそういうラブコメがあっても面白いかもしれないですね。下種ですが、最近のエロが多いラノベならどこかが出してくれるでしょう。
 
全体的にテンポが悪く、先の展開に興味が惹かれない。キャラクターに感情移入ができない。
1巻目なのだから、少年か少女、どちらかに感情の焦点を合わせるべきだった。
 
ボーイ・ミーツ・ガールで何も起こさない、となると次の展開を面白くするのは難しいんだなぁということがよくわかる作品でした。