ハル

言の葉の庭、をみたあとに本屋に入ったら本作のノベライズが置いてあり、京都が舞台ということで私、気になりました。
で、事前情報やレビューを見ていたら、壮絶なネタバレを踏んでしまい、作品を完ぺきに楽しめなかったのが残念でした。
それでも、それでも、いい映画でしたよっ! ピュアでしたよっ!
 
上映時間は60分。1時間のドラマとして、非常に綺麗にまとめられたアニメーション映画でした。
大切な人の喪失、そこからの立ち直り。悲しむ心を癒すために丁寧に積み上げられた物語は非常にわかりやすく、万人にお勧めできるスッキリとしたお話でした。それでいて、ネタバレを踏むと壮絶に後悔しますので、興味を持った方はレビューなどは一切読まずに見に行くほうがいいです。
6月25日にコミカライズが出版されますが、映画を一番に楽しみたいのなら読まないほうがいいと思います。
もちろん、ネタバレを踏んだうえでも丁寧に作られた物語はとても楽しめますのでご安心ください。
 
予告編を見てもらえばわかりますが、わかりやすいくらいわかりやすいラブストーリーというか、少女漫画です。人によっては平坦だとか、ありきたりとか、そういう感想を抱くかもしれません。
でもでも! ピュアなんです!
それもとてもピュアなんです。ハルとくるみの交流が一つ一つ積み重ねられて、見ている側まで癒されます。
大切な人の喪失からの立ち直り、その部分に老人の手助けが大きく締めているのもポイントが高い。一般的な作品だと若者同士で終わってしまうところを、子供や老人といった異なる世代が手助けをし、同世代がむしろ敵になる、というのは非常に良いです。
個人的にめちゃくちゃツボな話です。
ここら辺、京都が舞台ということで若者の街であり、古くから街に住む人がいる土地でもある、というのが関係しているのかな。
 
 
その京都を舞台とした映像も非常に美しく、舞台となった場所が即座にどこかわかるほど丁寧に描写がされております。ロボットの描写などもプロダクションIGが関わっているだけはあるなぁと思います。
さらに言えば、京都なら映画を見た後に錦織市場に行けば即ロケ地訪問ができるのもうれしいところ。新京極や木屋町出町柳に下賀茂神社と見るとすぐに場所がわかるのもいいですね。
細かいところまで描写がされており、その一つ一つを見るには一回では足りません。物語も敷かれた伏線を再確認するうえでも2回以上の視聴できる作品です。
 
ネタバレを踏んだのが失敗でしたが、それでも物語として後半は非常に楽しめたし、感動できました。
アニメ好きの男性の方も安心してください。僕が見たときは朝一だったので観客数も少なく、男性も半分くらいいましたから。
 
良い映画だと思います。円盤が発売されたら買って、何度も見てしまいそうです。
ただノベライズはあの薄さで1000円はちょい高いなぁ。買うか悩みます。コミックスは買うでしょうが。