英国マザーグース物語 裏切りの貴公子

英国マザーグース物語―裏切りの貴公子 (コバルト文庫)

英国マザーグース物語―裏切りの貴公子 (コバルト文庫)

 超おもしろーい。高坂的に2012年の新シリーズ部門一位の本作。2013年も面白いです。
 あとがきであともう少し続きます、とありましたがここで止められたら泣くわっ! それくらい面白いです。
 
 男装して新聞記者として働く主人公・セシルとそんな彼女の婚約者のジュリアンが織りなす、英国ミステリー。
 前の巻ではちょっとすっきりとしない終わり方だったため、このまま長期シリーズで続いてしまうのかなぁと危惧していたところでの本作の爆弾展開。もう、こんなところでオアズケくらうなんて、どうしたらいいんですか。
 何が素晴らしいって、中心人物たちがしっかりしている点。不用意に新キャラを投入することもなく、一巻から出ているキャラクターたちだけで話を進めているのは見事。なので巻を追うごとにキャラクターに深みを増していき、それ故に今回の巻では作者の思い通りに驚かされました。
 
 英国で、マザーグースで、ミステリー。
 この3要素で作られた作品に外れはないですねぇ。
 とにもかくにも、次の巻が待ち遠しいです。