六花の勇者

六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

誰がどう見ても、あらすじをよめばこれはアドベンチャーではなくミステリーだと思うんだけど。
実際、ミステリーでした。

非常に良かったです。6人しか存在しないはずの勇者がなぜか7人いて、偽者は誰!? という犯人当てミステリー。
ファンタジーとしての設定とそれを生かした密室作成。それぞれの言っていることが真か嘘か、ミステリーの形を取っていてきちんと読者にもわかるように複線を配置している。
物語が停滞しそうな場面でバトル要素を組み合わせて常に展開を動かしているのはうまい。各キャラクターの能力もきちんと見せて、その上で正しく推理をしている。
 
文章が非常に読みやすく、キャラクターも明確なので好感が持てる。
非常にいい小説。新シリーズとしてこのクラスは非常に楽しみになる。次があるかどうかはわかりませんが、期待できる。
最近のラノベの傾向から外れた表紙なので少し受けにくいかもしれないが、あらすじを呼んで興味を持ったら買ってみるべき。ゲームでRPGをやったことがある人なら確実に楽しめるはず。
 
とても面白い作品。おすすめです。