シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と紫の約束

題材である銀砂糖とラブが非常に巧みに絡み合っている本書。
いい具合に絡み合ってはいるけれど、前回で魅せたアトリエシリーズっぽい職人連携が薄れたのは残念。
 
新年祭の出展を勝ち取ったアンたちではあるが、そのためには膨大な作業量があって、てんやわんやだがみんなで力をあわせてがんばろう、というお話。
全体的なレベルの高さ、安定感はここまでくると文句の付けようがなく、ラブ配分もよい感じかと。
ただ工房の職人たちとの連携が薄れてしまった点と天候不順に伏線が欠片もなかった点がやや不満。天候不順で作業に問題が生じるというトラブルは上手い、と思うんですが今ひとつ伏線が足りなくてインパクトに欠けたかな。
 
また対決、対決と同じことの繰り返しなのも、そろそろ飽きてきた。そろそろ新しい銀砂糖の魅せ方を見出してもらわないと料理マンガと同じ道を歩みそうな気がしなくもない。
非常に高水準なレベルなので次も買いますし、余程のことがない限り最後まで追いかけると思います。
 
良い作品。まだ手に取られていない方はぜひ一巻を。