シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緑の工房

シュガーアップル・フェアリーテイルシリーズは男が読んでも楽しめる非常に完成度が高い作品です。
そして第四冊目の本作は、恋愛と銀砂糖のバランスが非常に優れた作品でした。
 
アトリエシリーズが大好きな男子におすすめです。
特に今作は没落寸前の工房の建て直しが銀砂糖の主軸となっているので、内容が近い。ただまぁ、一冊にまとめる以上、一発逆転劇になってしまうのはいなめない。
先の読める展開と言えなくもないが、その結末へと持っていく過程。伝統があり、職人には個性と技術があり、そして主人公・アンがリーダーとなってその結末へと導こうとする過程は胸が熱くなる展開である。
そしてそのために必要なこと。ここへと導く展開が非常に好ましく、説得力があった。
 
一方、恋愛面も今回はシャル側が自分の気持ちを理解するまでを丁寧に描いている。そして理解したからといって、恋愛面へと偏りすぎないところに好感が持てる。
こんな話を読まされたら今後も購入継続していくしかない。
 
今、オススメするシリーズを5つ選べと言われれば、確実に入る作品。
他にはいるのは、「はるかかなたの年代記」「境界線上のホライゾン」「 Re(アールイー)」「エノーラ・ホームズの事件簿」といったところでしょうか。
シリーズでなければ、他にも色々と入り乱れるでしょうが現在のシリーズならこの5つかと。
 
ところで「エノーラ・ホームズの事件簿」の最終巻はいつ出るんだろう? ずぅーと待っているんですが。
何か、事情があったのかな? ルルル文庫の新刊情報に掲載されないたびに哀しくなります。