お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ (MF文庫J)

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ (MF文庫J)

最近こういう傾向の話が多いよな、と思う典型的な2010年代のライトノベル
まず冒頭に主人公から注意書きがある分、まだましなのかな。
 
時代性に即した本だと思います。タイトルのインパクト、冒頭での注意書き、そしてそのとおりの平凡で中身のない日常。
典型的な2010年代のライトノベル。これは文句を言う方が筋違いになりそうな鉄壁具合。
 
1990年代はライトノベルはファンタジー全盛期。スレイヤーズを筆頭に、定石から少し外しながらも王道的な熱さが含まれた作品が多かった。
2000年代はブギーポップの影響を受けた現代異能モノ全盛期。灼眼のシャナハルヒを筆頭に現代異能モノが主流で、同時に多種多様な作品がありました。そして2000年代後半は多種多様な作品が乱立していた時代でした。
そして2010年代は今のところ現代日常モノ全盛期。特別な事件や特殊な能力がない普通の少年少女たちの少しおかしな日常を描いた作品が主流となり、異能モノがネタ切れ気味となってきている。
 
そんな風に僕は分析していますが、この作品はまさにそんな2010年代のライトノベル
この作品が合うかどうかで、2010年代の主流に合うかどうかわかるんじゃないでしょうか。