神様ゲーム

前編が出たのが二年前という、さすがに話は覚えていませんよ、な後編です。
生徒会の面々が人の悩み(願い)を叶える点では、子ひつじよりも先に進んでいますが、こちらは風呂敷を広げすぎ。
 
神様ゲームは主人公の多加良が人々の悩みを知り、特殊なゲームをしながら解決へと導く物語です。
物語当初は単純明快な悩みとゲームの話が多かったのに対して、どこからか長期化とともに謎が増えだして風呂敷が広がりまくっている感じ。しかも広げるだけでまったく閉じられる気配が感じられないから、さすがにイライラしてきた。
後編である本作も同様で、二年ぶりだというのにさらに風呂敷を広げられる有様。
作者は全てを把握しているからいいかもしれないが、読者にしてみれば一向に謎が明かされない状況は消化不良でしかない。
 
第一巻が出たのが5年前。でも2008年までの三年間で長編7冊と短編3冊と結構な速筆。
さて、2年ぶりの復活ですが、ここから二年前と同じペースで出してくれるのか、はてさて。
 
そんな部分はおいといて、肝心の八巻の内容ですが、面白かったですよ。
ちょっと悩みの引き伸ばし具合にダレル部分はありましたけれど、ゲーム内容は凝られていたし、悩みと解決方法も悪くはなかった。
ただエピロ−グ部分が蛇足というか、評価を落とさせる原因となっている。
その部分を断ち切って、いつものお悩み解決パートだけを見れば満足なお話。
 
もうちょっとテンポよく進んでくれたほうが満足だったかな。
なにはともあれ、そろそろ伏線を回収するか、第一巻のようなノリに戻って欲しいところ。
さすがに次の巻でも風呂敷広げられたらお手上げですが。
まだ読んだことがない人には一巻だけオススメします。それ以降に手を出すのは完結するまで待った方がよさ気かな。