武士道シックスティーン

武士道シックスティーン [DVD]

武士道シックスティーン [DVD]

原作は未読。アフタヌーンで連載されていたコミックは既読。そして向かえた映画は、いまひとつ、かな。
青春ガールズムービーとしてももう一つ必要だったんじゃないかなぁと思う。
 
物語は、武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相反する二人が、同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが…。青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。
歯に絹を着せぬものいいが僕の感想ですが、本作は正直途中から退屈だった。物語の中核をなす剣道の魅せ方がつまらなかったのだ。
剣道というのは日本に生まれた人なら大半の人が名前を知っていて、どんな競技か知識としては知っている。
しかし、剣道の試合を見た人というのは少ないのではないだろうか? それとも僕がたまたまマイノリティ側だったのか、とにかく剣道の練習風景や試合が退屈なのだ。
欠けているのは迫力。成海璃子の顔を崩すほどの声出しは素晴らしいものがあったが、どうにもカメラワークが単調というか、遠目からのアングルと顔写し、その二点を多用した撮影方法が目立ち、どうにも迫力不足で盛り上がりに欠けた。
物語の展開の仕方も成海璃子演じる磯山香織の特異さを強調している反面、北乃きい演じる西荻早苗の特異さが伝わってこない。
なぜ、西荻早苗が強いのか。それがよくわからない。日舞設定を外した理由がよくわからないなぁ。
 
成長モノ、友情モノとしてはそれなりの出来。
百合とは言わないですが、綺麗な相貌の女の子二人が成長する物語としては見ていて楽しいかと。
ところどころにあるベストショットが本当に綺麗です。
 
もうちょっと剣道の魅せ方で斬新な撮り方をしてくれたらよかったのになーと思う、そんな作品でした。
強弱のブレが不足している。それに尽きる。