高杉さん家のおべんとう 3

この作品をしっかりと平台で面陳できているかどうかで、その店のコミックのキャパシティがわかる。
そんな指標としている本作。今回も非常に面白かったです。
 
高杉さん家のおべんとう、3巻で僕が真っ先に思ったのは安堵だ。2巻で恋愛色が強くなるかと思われたが、そんなことは全然なく、本作の軸である家族・料理・地理学をより一層強め、きんぴらごぼうのゴマのようにアクセントとして恋愛面を差し込んでいる。
3巻の初話となる15話で恋愛面の扱い方が明示されたため、それ以降は安心して読み進めることが出来た。

今回は全体的にぎゅっと濃度が濃くなった気がする。登場人物も一通り出揃い(出揃いましたよね?)、互いに色々なところで絡み合いながら進んでいく物語は読み応えがあります。
でもま、116ページの小坂さんの台詞が全てを物語っているんですけどねー。
 
すごく面白い作品。メディアファクトリーはいい作品を量産しだしたなぁ。
この作品の面白さをいち早く見抜いて1巻発売時にプッシュした「わんだーらんど なんば店」はすごいなぁ。
3巻まで発売された本作。そろそろ一般の本屋さんでもプッシュされてもいいと思うけど、問題は掲載雑誌のフラッパーを取り扱っている本屋が少ないこと、かな。
 
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