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僕と彼女とギャルゲーな戦い

一般小説 ライト文芸

タイトルから連想できるとおり、ギャルゲーを作るお話です。
エロゲー製作現場のエッセイ本とか出てきたら売れそうだよなぁ、とか思ってしまう本でした。
 
物語は小説と言うよりもドキュメンタリーに近い感じ。そこにラノベ的な人物を配置し、制作状況に関しては現実らしさを失わないように丁寧に描かれている。ただその分、物語の流れにおいて起きるトラブルが全て突発的なものになってしまったのは残念なところ。
いや、まぁ、往々にして現実なんてトラブルが急に向こうからやってくるんですけど、ね。
それでも小説である以上は一つぐらいは伏線を貼った上でのトラブルがあって欲しかったかも。
 
ある意味、ドキュメンタリーテイストとして出したほうが面白かったかもしれない。中途半端にラノベ的な人物や要素を織り込んだせいで現実的な部分との不和が生じている。
 
伝えたいメッセージや内容はよくわかる。実際に働いてみるとそんなものだし、どうしようもないことなんてたくさんある。誤魔化しなんて腐るほどやっているし、締め切り前なんてひどいものだ。
それでも残業したり、全力で向かえたり出来るだけ幸せ。
そう思っていても日常業務で忙殺されてキャンペーンの準備がほとんど出来ないなんていう、焦りと歯痒さを感じながらも日常業務をしなければ行けない今日この頃です。
 
個人的には続刊が出て欲しい。ギャルゲー制作環境は読んでいて面白いし、キャラクターたちもまだまだ魅力を発揮し切れていない。
足りない部分はありましたけど、面白かったです。