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鏡の迷宮、白い蝶 (創元推理文庫)

一般小説 ライト文芸

鏡の迷宮、白い蝶 (創元推理文庫)

鏡の迷宮、白い蝶 (創元推理文庫)

富士見ミステリー文庫の頃から追いかけて9年。やっぱり面白い!
人気シリーズ、前日譚第二弾。いつの間にか人気シリーズになっていたようで、今後も続いてくれる安心感がもてます。
 
前日譚第二弾ではありますが、今回は前回に比べて明るい空気が多く、クオリティ面も前作同様に太鼓判が押せる出来である。
今回は修矢・かのこ編が2個と美波・直海編が2個。どちらもうまくかけ合わさって連作短編集となっております。
 
はてさて、第二弾。まさか第二弾が出てくれるとは嬉しい限り。
ただ状況事態はあまり進展していないと言うか、予想外の方向に進んでいると言うか、あれまあれまという感じ。
第3弾は出てくれるとは思いますが、一体どういう風に本編へと繋がるのか、ミステリーとしても物語としても非常に興味深い。
 
ミステリーと言えば、本作も人死には出ない。それでいて多岐に渡る分野が物語の中で披露されており、江戸文化とでも言うべきか落語や『手妻』という和風手品を題材に用いているのだから、表面はサクサクで柔らかくても中身はぎっしり詰まったシュークリームのような作品である。
もちろん中身は抹茶味。ほんのりと苦味があるのも作品の特徴である。
 
一年ぶりの新作。このたびも良いお味でございました。