前略。ねこと天使と同居はじめました。

前略。ねこと天使と同居はじめました。 (HJ文庫 ひ)

前略。ねこと天使と同居はじめました。 (HJ文庫 ひ)

なんとなーく買ってみました系の本。感想を書くほどではないけれど、一応家族モノの作品なので書こうかな、と。
そんな本書。実にライトノベルらしい、軽い作品でした。
 
ある程度の予想はしていましたが、まさかそれだけで終わるとは予想外だった、かな。
銀賞受賞作らしいが、どの部分がどう良かったのか、そして他はどうダメだったのか、ちょっと審査員の方に聴いてみたい気もする。
単純に言ってしまえば、デビュー作、という本には思えない。
 
何かしらの尖ったところ、作者性、みたいなのが感じられないというか、シュガーアップルシリーズを読んだあとだとすごい落差だな、おい! と言いたくなるかな。
シュガーアップルがいかに新人離れした作品なのか実感しましたよ。細かい荒もあるけど、作品の造詣の深さが違いすぎる。
 
一本の話としては仕上がっているものの、中身がすっかすかですよね、これ。
僕が編集ならせめて連休5日間は使い切って書け! と言いたくなる。それで無駄な部分を削って、もっと色々なバリエーションの交流を描いてみろ、やりたいことをもっとやってみろ、と指示を出しそう。出せるだけ出してから構成しなおしたらいい話になったと思うんだけど、残念。
 
文章が軽く作ってあるから頭使わず、すらすら読めるんだけど、そのまま終わっちゃって、さてどうしようと思う。
レンタルビデオの旧作が一本80円で借りられる昨今、この程度の中身で600円は……。値段相応の中身を時間以降があるのなら期待したいところ。