ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

3年ぶりの古典部シリーズ。前作『遠回りする雛』からもう3年も経つなんて、細かな部分でもう思い出せません。
古典部シリーズとしては久しぶりな本作。おもしろかったですよ。
 
今回は古典部に起きた新入部員に関する出来事をマラソン大会中に考えるお話です。物語はマラソンパートと回想パートの二つで構成されており、色々と振り返る中で様々な距離と伏線が浮かび上がってきます。
伏線はとても丁寧にくみ上げられているので、最後の種明かしの時点で思い起こすのは簡単。
そして種明かしですっきりとした心を最後に落とすのが古典部シリーズの定番。
いやはや今回も光の中の闇みたいなものを見させられました。
 
ところで、帯に「このミス」2010年版では、作家別投票第1位にランクインとありますが、それってどう凄いのかがよくわからない。
しかも『ここから始まる!』って、思いっきり続刊の本作だと意味がわからない。
あとできれば、高野音彦さんのカバーイラストでラノベレーベルでも出ないかなぁ。個人的に古典部のイメージはあのイラストで出来上がっているので。
 
とまぁ内容に関係ないところは以上として、ないようそれ自体は大変面白かったです。
ただ、クドリャフカの順番程の強烈さはなかったかな。古典部の一つとしてはピッタリだと思います。
 
そういえば、Gファンタジー++で米澤穂信さんのコミカライズがあったので読みましたけど、それはいいとして、その後のフローチャートをしたらボトルネックでした。
ではでは、古典部シリーズの再読に戻ります。新作出るたびに読み返したくなるんですよねー。