Re(アールイー): バカは世界を救えるか?

どうしてこの作者の作品は心の表面を空すべりするんだろうか。
前作もそうで、なので続刊を購入するには結びつかないというか。うーん。
 
まず最初に思ったのは、最近ライトノベルで『残念な人』ブームが起きているなぁというもの。
完全に乗り遅れているので、このブームが一体どこを起点として、どの程度広がりを見せているのかさっぱりわからない。ただわかるのは、作品のあらすじを読むと『残念な人』が登場することが多いなぁ。
もっとも、この『残念な人』とは凄いのに欠点があるではない。これだとスレイヤーズのリナやフルメタ相良宗介とか古くからある。こちらはどちらかというと「問題がある人」だろうか。
それに対して最近多く感じられる『残念な人』は「痛々しい」という性質を含むキャラクターだろうか。
 
『AURA』や『僕は友達が少ない』、『生徒会の一存』などが代表作だろうか。
この辺り、僕なんかよりも沢山読んでいる人に一考してもらいたいところである。
 
で、本作はそんな『残念な人』が主人公の作品。イケメンだけど中二病な主人公がまさに中二病な状況に舞いこんで、弱小能力でどうにかする話。
主人公の性質に合わせて文章を書いているからか、ライトノベルらしい軽さが全体に広がっていて、心の表面を空すべりするだけで深く響くようなレベルではない。
そしてまぁ、それでいいじゃん、と思えるのが本作である。本作は今後もこれくらいで進むといいかも。
 
面白い面白くない、だと、面白い方というところ。絶対的な当たりではないものの、ライトノベルらしい作品だとは思う。