読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さよならの次にくる

一般小説 ライト文芸

さよならの次にくる<新学期編> (創元推理文庫)

さよならの次にくる<新学期編> (創元推理文庫)

あえて新学期編を画像で選んだのはヒロインの子が好みだったからっ!
さよならの次にくるは卒業式編と新学期編の2冊に分かれる連作短編集である。前作、理由(わけ)あって冬に出るから2年ぶりの新作がここまで長編となっていますが、おもしろいよ! これっ!
 
連作短編集の面白いところは一つ一つで楽しめながらもラストで一気に伏線がさらけだされて回収されていくさまである。本作は2冊分のボリュームがあることもあり、実に爽快感を感じさせるものであった。
物語は美術部部長の葉山くんが色々な謎や事件に遭遇し、奔走するものの探偵役の伊神さんに美味しいところを持っていかれる。それがいくつも積み重なって続いていく構成である。
 
で、今作の見所といえばなんといっても葉山くんの恋模様である。
卒業式編は初恋の人、新学期編は新入生の二人の女の子が物語に絡みつつ、演劇部部長の柳瀬さんがヤキモキするわけです。
この辺りの人物模様は、創元推理文庫ながらラノベのようで親しみやすい。かといって、ラノベほど奇抜でもない。この辺りの絶妙なバランスは見習いたい。
当然、キャラクターたちも魅力あふれる人物である。この辺も奇抜すぎず地味すぎず、良いバランス。
 
青春ミステリーとして本作は実に読み応えがあり、楽しめる。
米澤穂信さんの作品が好きな人ならこちらも楽しめるはず。
 
ミステリーは書きすぎるとネタバレになるからレビューが難しいですね。