バタフライ・エフェクト3

バタフライ・エフェクト3 / 最後の選択 無修正版 [DVD]

バタフライ・エフェクト3 / 最後の選択 無修正版 [DVD]

今回の感想にはネタバレが含まれます。真っ白な状態で見たい人は今日の日記は読まないでください。
 
バタフライ・エフェクト』(The Butterfly Effect)は、2004年に公開されたアメリカ映画。日本では2005年5月に公開された。カオス理論の一つ、バタフライ効果をテーマに製作された。斬新で衝撃的なアイディア、練り込まれた脚本が受け、本国アメリカで初登場1位を記録した。
今回はその3作目です。ちなみに僕は1は見ましたが2は見ていません。前評判が良くなかったので。
 
このシリーズは一貫して「愛する女を救うため、何度でも過去に戻る男の物語」である。「過去に飛ぶ能力を持つ男」が主人公という共通点のみのシリーズでそれさえ前情報として持っておけば1・2・3のどれから見ても大丈夫だろう。
ただ作品としての質はおそらく1が一番かと。その練りこまれた脚本は十分時代に残る出来である。
そのシリーズの3番目である本作は1に比べれば多少見劣りする部分はあるものの、初めてこのシリーズに触れた人なら十分楽しめる作品だったと思う。
 
さて、バタフライ・エフェクトの1を見たのは実はごく最近なのだがここに感想を書きはしなかった。
しかし、今回は書きたくなった。
何しろこの作品は実にオタク向きの作品だからだ。
 
おそらくこの作品がエロゲーやアニメで作成されていたなら大絶賛を受けていたはずだ。
それくらいこの作品はオタク向きであり、オタクなら確実に先の展開が読めるはず。あとは副題の「最後の選択」をハラハラドキドキと見守ればいい。そうすればあなたは必ず満足する。
 
さて、ここから本格的にネタバレありの感想を書こうと思う。
 
 
この作品を見終わって思ったのは「ソランザム」である。
あるいは「ヤンデレ」といったところか。1に比べて随分と3は猟奇的なシーンが増えた。ただそれだけならグロイだけで、バタフライ・エフェクト本来の方向性からずれていると言えるのだが、そこに終盤の色々な暴露を聞いてから見直すなり、考え直したりすると萌える。
そしてその上で主人公がする最後の選択が泣きたくなる。
まさに「それを選択したかー!」である。(1同様に別エンディングがあるとなお良かった)
個人的にはもっと終盤をじっくりと描いて欲しかった。もうちょっと繊細に描いてもらえるともっと萌えたんだけど、駆け足で最後の選択まで行ってしまったのは残念。
でも、あのシーンを誰か二次元で描いて欲しい。想像を絶する萌えが味わえると思う。
 
本当に、90分でまとめたのがもったいない。あと30分くらい、序盤と終盤に割いてもらえるともっと感情移入できたと思うのに。
ただ中盤のテンポの良い展開は見ていて心地よい。ドツボにはまっていく主人公が次に何をするのかは一作目同様に読めない。
それなのにラストが読めるのはオタク脳というものだろう。
 
とにかくこの作品はオタク推奨映画である。こんなにもピンポイントでおすすめできる洋画はあまりに珍しくて、感想を書く気になったのだ。
Sphereには是非とも次回作にこんな作品を描いてもらいたいと思う。
もしこれがヨスガノソラの世界で起こったらとか妄想すると楽しいいんですよ、これが。
 
そういう作品なんです。バタフライ・エフェクト3は。
バタフライ・エフェクトエロゲーにしたら、こーなった、みたいな?