友だちの作り方

友だちの作り方 (HJ文庫)

友だちの作り方 (HJ文庫)

百合好きにオススメということで読んでみた本書。地味・オブ・ジ・イヤー賞を贈呈します。
そんな地味さが光る本書は、よくこの作品が刊行されたなぁと思ってしまう内容です。
 
うん、この地味さで刊行したHJ文庫の英断に拍手を送る。おそらくネットを探せばこれと似たようなストーリーは確実に見つかる。昔ならともかく、今、このときにこのストーリーで出したのはある意味で英断であり、ある意味で失敗とも言えなくはない。
勘違いされては困るのだが、僕はこの本をそれなりに楽しんで読んだ。
ただ、感動はしなかった。
 
言うなればライトノベルだ。電車の通勤時間に読むには最適な本だろう。
ライトノベルを読んでいると時折こういう本に出会う。それはそれで貴重な本なので、僕はこの本を刊行したことを英断と拍手するが、同時にその程度の作品でもあったわけだ。
 
ストーリーはシンプルなもので、展開もやけにあっさりとしている。むやみやたらと詰め込まずに必要な要素だけを描いたのは悪くないが、あっさりしすぎて物足りない。
どうせならミステリー風味を加えてくれるとよかった気がするが、願望なので意味がない。
 
電車通勤をしている百合好きな人にはこの作品はさっくりと読めてオススメ。
時間を忘れて読み続けるような作品ではないので、読む本がない、というときは本書を買って読んでみると軽い満足感を味わえます。
まさに、ライトノベル