2009年上半期ライトノベルサイト杯投票

2009年上半期ライトノベルサイト杯の投票をしたいと思います。
他の方々に比べれば読んでいる量も少なく、10も上げられませんでしたが、薦めたいと思うものはありました。

鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫ホワイトハート)

鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫ホワイトハート)

【09上期ラノベ投票/新規/9784062865876】
今年デビューした新人のなかでは一番の作品。個人的には2009年上半期ナンバー1ヒロインの座をこの作品のヒロインには上げてもいい。
講談社X文庫なので、少年系ライトノベルしか読まない人だと読んでない人が多いかもしれないが、間違いなく男女関係なく楽しめる作品である。

星図詠のリーナ (一迅社文庫)

星図詠のリーナ (一迅社文庫)

【09上期ラノベ投票/新規/9784758040686】
地味。この一言に尽きる。しかし、地味だからこそ地盤が安定し、良質のファンタジーとして楽しめる。後半の展開には難があるものの全体としてみればファンタジー小説として楽しめる。
作中でも『地味』といわれるものを題材としているので、地味ですけどね。

Baby Princess〈1〉 (電撃文庫)

Baby Princess〈1〉 (電撃文庫)

【09上期ラノベ投票/新規/9784048677714】
古き時代のライトノベル。まさかここまでライトノベルが成熟した時代にこんな10年前くらいに読んだような作品に出遇えるなんて、という驚愕を味わえる作品。
色々な意味で、これは10年前の作品である。本当に、だからこそ昔のライトノベルが好きだった人間には大絶讃せざるえないものがある。
そういう意味でオススメ。作品の内容ではオススメできないのは、わかるはず。

【09上期ラノベ投票/既存/9784048678483】
一気に読むと確実にハットンの戦闘部分で挫折しかける作品。ここで、ここでこのキャラかー! と正直マジきつかったです。
それはおいといて、第二巻も分厚く、熱く、馬鹿なんだけどこの味わいぶかさはさすがだな、と唸らせられる。
今回もよく出てきますよ。全裸が。男のですが。

エノーラ・ホームズの事件簿―令嬢の結婚 (ルルル文庫)

エノーラ・ホームズの事件簿―令嬢の結婚 (ルルル文庫)

【09上期ラノベ投票/既存/9784094520941】
またか、と言われそうだけど面白いものは面白いし、布教したくなる作品である。
今まで敵対していたホームズ兄妹が手を組む、と帯に書かれた、少年漫画的にみれば非常に胸が熱くなる展開がある本作。非常に面白く、エノーラの成長と揺れ動く心の機微が読んでいてすごく伝わってくる良作である。
今作の面白いところは、自らを追う者との共闘なわけで微妙な綱渡りが常時発生している点だ。しかもエノーラの心の中では家族を求める気持ちがあり、その想いと一人でやっていくという想い、その二つに揺れ動きながらもがんばる姿が存分に楽しめる。
シャーロック・ホームズの過小表現が気にかかるものの、作品の質を大きく落とすほどではない。
表紙は女性向けであるが、内容は男性も楽しめる女性活躍ストーリーである。
ただし、最初のカラー挿絵だけは見てはならない。それは最後のお楽しみにとっておくと今作のよさを正しく楽しめるはず。

【09上期ラノベ投票/既存/9784894258846】
またか、と言われそうだけど信者なんで。
そんな『くじびき勇者さま』の最新刊。あきらかにもう冒険譚だった最初の頃の面影をなくし、戦記譚となっておりますが面白いからかまいません。
空想科学冒険譚から空想科学戦記譚な本作。合う人と合わない人がくっきり別れます。

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

【09上期ラノベ投票/既存/9784488487010】
文庫本版での創刊で、しかも創元推理文庫だからいいのかどうか怪しいのですが、僕的にはラノベなので一応投票。
本屋を舞台にした推理小説モノで、日常推理が大半である。久世番子さんによってコミカライズされている本作。ぜひとも読んでもらいたいので、文庫化したこの機会にオススメします。

 
以上が、高坂が上半期でオススメする作品。
一番オススメするのは『鳥は星形の庭におりる』かな。エノーラもオススメですけど『鳥は星形の庭におりる』のが新人ということもあって今後の期待も込めて押したい。また、多くの男性ライトノベル読者が読んでいないと思うので、発掘要素としてもこの作品は今回の企画で注目されて欲しい。