儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

米澤穂信作品を読むときは決まって深夜からなのはなぜなんでしょうね。それでいて読破後まで眠気が訪れないのだからそれだけで僕がどれほどこの作品に熱中し、読み終わったあとも興奮しているかがわかると思います。
 
どう書けばいいんでしょうね。とりあえず、言えることはこの話、なんと人が死にます(笑)
はい、人が死ぬんですよ、それもいっぱい。
 
まぁお約束は置いといて、帯にあるのですが本作は最後の一行によるどんでん返し「最後の一撃(フィニッシング・ストローク)」にこだわった短編集でして全5つの短編からなっています。僕の好みで言えば第一編と第四編が実に素晴らしい、と言うか僕の好みにあっている。
ええ、それはもう至極の百合でした。お嬢さまと使用人、実に素晴らしい。百合好きを自称する人は絶対に読まないといけません。読まないと損です。それくらい素晴らしい。
ある意味、この作品が米澤作品で一番すきかもしれません。なにしろ第四編がいい。一と四の百合具合は甲乙点け難いかもしれないが、この短編集のコンセプトとの摂ね合わせも考えれば四編が頭一つ抜けることがわかるはず。
 
ミステリーとしてはノーコメントで。それは出来不出来の問題ではなくてミステリー作品を米澤作品以外ほとんど読まない僕が語れることはないからです。感想を書くにはそれ相応の知識や教養が必要となりますが、僕にはミステリー関係の教養はないに等しいので。
ただ物語としてみればぐいぐいと引き込まれます。普段の米澤作品を期待すれば応えてくれると思います。