カラクリ荘の異人たち2

GA文庫の軸といえば、誰から見ても神曲奏界ポリフォニカだと思います。次点でおと×まほ、伊佐と雪、メイド刑事、EX!、あたりでしょうか。GA文庫はまだ新人大賞が出ていないのでこの辺りが妥当ですね。
ですが、僕の場合GA文庫で買うのはクレイジーフラミンゴシリーズ、お隣の魔法使い、カラクリ荘の異人たち、神様が用意してくれた場所といった落ち着いた雰囲気のある作品ばかりです。個人的にはGA文庫にはこちらの方面で確固とした地位を一つ作って欲しいと思っています。
個人的には、そこら辺が今のライトノベルにおけるニッチ産業的な分野だと思うんですけどね。その辺りを攻めているレーベルがありませんし、4つも軸があれば電撃にも劣らないと思うんですけどね。
 
そんな個人的に注目しているカラクリ荘の異人たちは、今回も手堅い作品を作っております。
今回はお月見の話なのですが、一年ぶりということもあって登場キャラクターを忘れていても何となくそこに漂う空気はすぐにわかるというもので、まったりと落ち着いた空気が流れております。
危機なんだけど危機じゃない、でも奇奇ではあるわけでその独特な感じがいいんですよね。安定感があるというか、良い意味で裏切られない。
そしてそこかしこに古い風習が挿入されて、それが解決のきっかけとなるのが実ににくい。
 
いかにもラノベという作品ばかり読んでいるとこういう作品が息抜きにちょうどいいんですよね。

HJ文庫のミスティック・ミュージアムも読みました。
うん、エノーラ・ホームズの事件簿のあとに同じ舞台の作品を読んでしまった僕が悪いんだと思います。
何が言いたいかは、両作品を読み比べてもらえばわかると思います。悪いわけではないんですけどね。