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本屋の森のあかり

お気に入り コミック

本屋の森のあかり(1) (KC KISS)

本屋の森のあかり(1) (KC KISS)

 地方の支店で働いていた主人公が転勤でやってきたのは東京・本店の本屋さん。そこには月に300冊も読む博識眼鏡の副店長やPOP作りの天才のチーフや、同じく地方から転勤でやってきた天の邪鬼な毒舌眼鏡の同期がいて、支店とは何から何まで違う環境で、主人公の高野あかり(27)は今日も今日とて、恋に仕事にがんばります!
 っていう本だと思います。あらすじというか、紹介を書くのは苦手ですが、このコミックは比較的キャラや環境がわかりやすいので紹介しやすいです。
 
 百合物語が大好きですが、それと同等に好きなのが本屋さんを題材にした物語。大きく言えば、本を取り扱う場所が舞台の作品は百合作品並にチェックをしていたりして、この作品もネットで情報が出た瞬間、購入を決定していました。
 しかし、前歴のない新人の作品。手を出すのが遅ければ、あっという間に本屋からは消えていて、気づけばその存在を忘れてしまい、今日、京都のブックストア談で偶然ポスターを見かけて、ポスターを一分くらい見つめて、それで帰ろうと階段を下りていたのに売り場に戻って2巻を見つけ、1巻も一緒に買っちゃいました。店員のお姉さんが何かペーパーかな? 探していたけれどなくなっていたみたいですごい謝られたのが印象的。ここの本屋はいつ来てもやっぱり好きだなぁ。
 って話が変わっておりますが、本好きな人間は本屋も大抵好きなもので、そういう人にはこの本はオススメです。
 
 だいたいのことは他のレビューを読めばわかると思うのですが、この本を読むと大抵の人が『本屋っていいかも』と思ってしまう。それくらい作者の方が本屋を愛し、それをこの本にこめ、本を読んだ人に伝わっている作品です。
 幻想だけを描いているわけではなく、きちんと取材をされた上で現実の部分も描いており、その組み合わせ具合がファンタジーなんですよねぇ。
 これは本屋だけでなく、小売業をしている人にも共感や共鳴が出来る作品だと思います。これを読んだあとに、今一度自分の受け持つ売り場とか仕事場を見直すと、あれやりたいこれやりたい、なんて思ってしまう。
 
 こういう本が売れて欲しいです。
 売れて、もっと沢山の人に読んでもらって欲しいです。
 でも、僕は本屋を横で見るだけの人なので、ここにひっそりと感想を書くだけにします。
 
 面白かったです。