つきこい

 高野音彦のイラストに惹かれて買う人が続出しそうな一冊。けれど、リバーズエンドほどの感動を味わえない一冊。
 電撃文庫の編集部的には期待の新人なんでしょうけれど、ライトノベルで生き残るには難しい話を書くなぁと僕は思いました。
 
 はっきり言ってしまえば、微妙。駄作ではないのだけれど、僕は好きじゃない。
 リアルだとは思う。電撃文庫にしては現実的だし、ライトノベルの現実指向型の本だと思います。文章も悪くはないし、話の構成もそれなりにしっかりしていると思いますが、これは読者に何を伝えたいのだろう?
 恋バナであることはわかるんです。月下少年はhpに載っていたのならそれなりの評価を得たこともわかる。で、その続編のつきこいが僕にはわからない。正直なところ、一人称の主人公にまったく感情移入が出来ない。最後に『がんばれ』と応援も出来ないし『いっけー!』とも思えない。ものすごい他人事。ああ、こういう大学生いるなー、で終わり。
 
 当たりではないなぁ。
 ますます電撃文庫に手を出すのが怖くなってきました。このライトノベルがすごい! とかで取り上げられている小説だけにしておこう、今後手を出すのは。