くじびき勇者さま4巻 誰が守り神よ!?

 はっはっはっ、さすが清水文化先生だぜ! 予想以上の読者置いてけぼりの蘊蓄量に全俺が涙した。
 が、だからこそ、面白い! これだから清水文化先生の作品は止められんのです! 買ったその日の午前三時から読み始めて、読み終わったのは午前6時と空が明るくなっているときです。この、人が一番眠気を感じる時間に延々と蘊蓄を読んでいるのに眠くならないのが、清水文化マジック! 宣言通りの振り落としぶりに笑いすらこみ上げてきましたよ。
 
 と、ハイテンションな部分はおいといて、本編のちゃんとした感想を。
 今回は逃亡編の第二編ということで、技術大国ラクスという都市に訪れたメイベル一行。そこで画期的な技術の大爆発を受けるメイベルなのですが、それでも話は終わらなくて〜、みたいな話? ぶっちゃけ、開始70ページまでで何人振り落とされるかが見ものです。ありえないくらいの蘊蓄の嵐に話がまったく進んでいません。
 今回はもう情報爆発がすごすぎて、それがすごく楽しいけれど4巻であった悶えるようなメイベルの恋愛関係は少しお休み気味。もちろん、盛り上がりどころも用意されてはいるんですけれど。
 あと立ち読みで213ページだけは絶対に見ちゃダメだからね?
 
 物語としては、もうずっとにやにやしっぱなし。もう読めるだけで幸せで正常な判断なんて出来ません。ごめんなさい。
 どことなくほのぼのなんですけど、でも一瞬本気でひやりとしました。こわいって、さすがにそれはありえないと思いながらも怖いです。そんなシーンがあります。
 今回はまぁ、蘊蓄を楽しむ回だと覚悟して望んだので僕的には別に、普通に楽しい話でした。今ひとつ大山場がないのが少し残念ですけど、ひやりがすごいからおなかいっぱいです。
 
 あと、カラー挿絵一枚目の女性の頭に乗っているのはなんなのか、すごい気になるんですけど。
 
 とにもかくにも、楽しい一時を過ごせました! 作者は読者が途中で投げ出さないか不安みたいですけど、大丈夫! ここまで購入した猛者たちならこれぐらいはむしろにやにやしながら読むと思います。
 たーだー、ラクスがどういう都市なのか今ひとつイメージが浮かびませんでした。こういうとき絵があると助かるんですけどねー。