ほしのこえ読破

 ほしのこえ読破したので感想でも。
 ほしのこえ、と言えば僕が一押ししている新海誠さんのデビュー作みたいなものですが、これ、映像だけでなくドラマCDや漫画化、小説化もされているメディアミックスの申し子でもあるんですよね。
 そして今回のほしのこえは、以前にMF文庫で小説化されていたんですけど、財力に任せてファミ通が以前のを黒歴史化したんでしょうか。まぁ、全て少しずつ差異があるだけなので、別に黒歴史と言うわけでもないんでしょうが、単にMF文庫の売り方が下手だったというだけでしょう。
 で、前段階は置いといて、新小説版ですが、個人的には言うほど感動はしなかった。作者は雲のむこう、を書いた人と一緒なのですが、最後に見るまでわからないくらい今回は描写が簡かれていました。心情重視なのはわかりますけど、どうにも面白くない。この面白くないは漫画や映像と比較してです。同じ小説はだいぶ前に読んで今はもう覚えていないので比較にはなりません。しかし、漫画と比べると想像を喚起させない分、弱い。
 また、雲のむこう、のような映像では語られなかった部分がないのも悲しい。個人的には、ミカコとの再会まで描いてくれると信じて購入しました。それなのに、描いているのは他で描かれているのと同じかそれ以下。小説を読み終わったあとに漫画を読み返しましたけど、漫画のほうが断然面白い。描かれている量も多く、子供から大人へと至る過程がよくわかりました。
 もちろん、小説には小説のよいところがありました。映像や漫画ではわかりにくかった「ほしのこえ」というのが文章で表現されたことで、どういうことなのかわかりやすかったです。
 総評としては、ファンでなければ無理して買う必要はないんじゃないかな。たぶん、たいして売れないと思います。ファンにも。

 以上、ほしのこえ独語直後の感想でした。
 あっ、ついでに2409階の彼女?も読み終わってます。こっちはなんつーか、ライトノベルのレベルが微妙になっているなぁと感じさせられたというか、圧倒的な感じがしませんでした。
 こう、レベルの違いを感じさせるような差が。ブギーポップダブルブリッド、リングテイルなどの僕が巧いと感じる作者の作品を読んだときのような圧倒される力もなく、キノの旅を模倣したような、劣化したような気がしました。まっ、カエルが〜だったのは意外性があり、面白かったですが。続巻が出たら買うかどうかは未定。
 中古でいち早く置かれていたので微妙なのはわかっていましたけど、ここまでとは。残りの本が不安になってきました。